□講座の目的・特徴
本教育訓練は、現在の大学のカリキュラムではその体系的な習得が難しい、オープンソースOSに関する実務的なシステム管理スキルの習得を目的とし、オープンソースOSの代表格であるLinuxによるシステム管理・構築スキルを、以下のような様々な教育手法を活用して習得します。
今回の講座では、知識の獲得にはeラーニングを活用し、実務スキルの獲得には、ケーススタディおよびPBL(Project Base Learning)を導入します。また、知識レベルとスキルレベルの測定には、CBT(Computer Based Testing)およびSSI(Standard Skills Inventory)を用いています。
□習得できるスキル
- Linuxネットワークシステム運用のための操作技術
- Linuxサーバベースのネットワーク管理技術
- 自立的な問題解決スキルとヒューマンスキルの向上
□到達目標
IT企業が即戦力として求める、Linuxをサーバとしたネットワークのエントリレベルのネットワーク管理者として業務を遂行できるようになることを目標とします。
□ITスキル標準との対応
ITスキル標準における対象職種としてITスペシャリストプラットフォーム又はシステム管理の「遂行能力」および関係する技術項目のレベル3相当
□受験対象者
琉球大学工学部情報工学科3年生 20名
※ITSSレベル1〜2程度(LPICレベル1相当)の知識を持つことを条件に希望者を集める。
※なお、「ソフトウェア基礎I,II」、「ソフトウェア基礎演習I,II」、「インターンシップI,II、「オペレーティングシステム」、「情報工学実験」、「ソフトウェア工学」の単位取得者であること。
□講座の位置づけ
本教育訓練は、琉球大学工学部情報工学科の正規カリキュラムの中で、科目「インターンシップ」の一環として行われます。内容面からすれば、カリキュラム上では、考慮の少ないシステム管理技術の実務性を補完する内容を実施する特別講座として位置づけられます。
□実施形態
平成16年度後期の短期集中講座として開講
□開講日程
実務Linuxシステム管理基礎(eラーニング) 平成16年11月24日(水)〜12月17日(金)[前15時間相当]
実務Linuxシステム管理応用(集合研修)
平成16年12月26日(日)・27日(月)、平成17年1月7日(金)・8(土)・9(日)[前5日間](時間:9:30〜17:00)
□単位数
1単位 |